2009年11月11日

片言、妄言 再録[1]

無題、10月末ごろ

与えることに
疲れはて

勝ち取る勇気も
ないままに

君は征くのか
独りの海へ

時の竪琴

( session with ton , 2009.09.12. )

過ぎ去った日々を詩おう
それは誰かの未来のかもしれない

追いかける夢を歌おう
それはだれかの希望かもしれない。

ふと立ち止まり、歌をきく
ふと立ち止まり、かけらを拾う

重なる記憶、夢の欠片

誰が歌っているのだろうか
誰のための歌なのだろうか。

無人の荒野かもしれない
それでも歌いつづけよう

過去のリフランかもしれない
それでも歌いつづけよう。

我が身が絶えても、響くだろう
変ええぬものは、続くだろう。

無限のときが流れ去り
形あるものは消えるだろう

夢幻の日々を振り返り
恥じ入るものもあるだろう。

縁あらば、かたちなき声継がれゆき
縁あらば、佳かれと意志継ぐものあらわれよう。

重ねた日々に洗われて
甘い記憶だけが残るとき

捨て去る過去も拾われて
叫んだ詩すら活きるだろう。

竪琴よ、つむぎたまえ
幽かに残る希望と絶望

竪琴よ、つむぎたまえ
響きだけは、永遠に

夜闇三部作

シケモクの、煙流れる、夏の風。うつつに飽いて、闇に抱かれる (2009.08.15.)

静けさや。窓をベンチに、身をたわませて。空に届けと、狼煙を上げる (2009.08.17.)

いつまでも 夢とうつつに 囲まれて 夜の闇さえ 朝に立ち去る (2009.09.03.)

擬似定型詩

日々を生き 時を殺して 四千日
君視る姿 私の骸 (2009.10.30.)

なに一つ、かわりばえなき 人生を。過ごしたくあり、過ごしたくなし (2009.11.06.)

傘はある 気が向かなくて あまやどり (2009.10.26.)

夢に飽み きみはネットを かけ廻る 笑いも涙も リアルなりせば(2009.10.15.)

無題、2009.10.18.

誰をも、何をも裁いたり憎んだりすることはないので、決して赦すこともない。

ただ相手の基準で相手に接するだけ

2 コメント:

ton さんのコメント...

記載ありがとうございます♪

Unknown さんのコメント...

合同の即興で作ったというのを、もっと詳しく書かないと悪い気もしましたが。

詳しく書きすぎると、作品の風味を損なう気がして、まずはこんな感じです > ton さん。

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