2011年3月29日

正直は必ずしも常に美徳ではなくて

正直は必ずしも常に美徳ではなくて
むしろ「正直に話すからすべて許してくれ」という言い訳、取り引き、恩赦への見返りに使われることが多い。

厳格に真摯であることを自らに強いることができないならば、
安易に正直であるのも良いだろう。
自分の罪と功績の判断を他者に委ねるのも良いだろう。

本当に「赦す」相手は、
君が嘘をついていようと、何かを隠していようと
その可能性まで呑み込んですべてを赦すから
正直であることなんか求めない。

ただ、真摯であれ。
君が自分に恥じなければ
心あるものは君を恥じない

2011年3月23日

風呂上りの夢想 (東京電力)

私の住んでいる世田谷区が、本当に輪番停電の地域から外れていたことを知った。

夏の電力需要の時にはまた組み込まれるだろうし、その時には実際に停電も起こるだろうが。


こんな運用が続いたら、関東の地価はどうなるのだろう。

周辺が停電だらけで、使えない土地。中央あたりだけがいつも電気が通じたところで、通う人が住む場所がなければ、産業はさびれるだろう。


相模平野 (江戸~東京) の唯一のウリは、だだっ広い平野だということだけなんだよ。

そのほとんどが住むに値しない土地ならば、中央は寂れるさ。


などと考えたのが朝。先ほど、こんな夢想をした。

東京電力がまじめに電気を配る気のない地域の自治体が主導する、第二関東電力の乱立だ。

町田電力、調布電力、栃木電力、千葉電力…… etc.


そうなれば、いまの体制より遥かにマシな日本になる気がする。

西日本に頭を下げて送電を増やしてもらう手続きもできない、独占企業であった過去を活かせない東京電力は、市場の原理に淘汰されて消えたほうが世間のため。


そんな気がした。

参考

映像資料: 地震発生から1週間_福島原発事故の現状と今後(大前研一ライブ579)

2011年3月20日

原発ネタスクラップ

立場ある発言

政治家や官僚など責任ある人は「東電はよく頑張っている」とポジショントークで言わなければならないけど、それを本気で信じたらまた同じ悲劇が起きる!と言い続けるのが、私のそれこそポジションです。

倉山満の砦 3月16日宮内庁のお役所仕事より

倉山なんて人はしらなかったが、この一言をきっちり言えただけで私は七割がた耳を傾ける気になった

現場=英雄。

幹部=人でなし。

全体=やって当たり前のことを必死にやっているとこ。
もし結果的に失敗したら責任のとりようが無い。というか普段大見得切っていた以上、まったく免罪できない。

(中略)

「民主党(政権)だから」「自民党だから」「東電だから」って、何で組織ごと擁護したが る人が多いのかなあ。

上掲記事より

広瀬隆

昨晩、Google News からたどって週刊ダイヤモンドのページにいきついた。

マグニチュードが当初8.4→次に8.8→最後に9.0に修正されてきたことが、疑わしい。原発事故が進んだために、「史上最大の地震」にしなければならない人間たちが数値を引き上げたのだと思う。

破局は避けられるか

はじめのほうにある上掲文章を読んだつぎには、わたしはページを閉じていた。

8.4 はどうかしらないが、M8.8 のときからすでに 日本の観測史上、おそらく文献にある歴史からも最大の地震 であり、あちこちで 想定外の津波 という言説をみていた。

自分のいうことが正しく、それに反するものはすべて陰謀という言葉は、少なくともジャーナリストの肩書きで語ってほしくないものだ、と。

東京に原発を は少年のころ、本気で読んでいただけに残念なことであった。

一夜明けて、上記の文章を最後まで読んだ。あほかと思った。こうなることを私は心配していた。 と結んであるだけ。本当に危機を感じていたならば、最悪の事態が起きたときになにをすべきかという案を用意しているべきものだ。二十数年なにをやってきたのかと。

などと思っていたら、知人の日記コメントで、広瀬氏がテレビで発言した YouTube 映像が紹介されていた。笑い飛ばせれば良いですが、本当だったと思ったときには遅いのです ということばとともに。

しばらくして、ほんとうにたまたま、togetter でこの放映に対するツッコミと思われる tweet 集 を見る。

ほんとうに二十数年、反対するだけで思考停止して、なにひとつ勉強もせず備えてもいなかったのね。

そのほか

私は安全と言うべく立ち上がった人々のリアルタイムな twitter 上の言説を、そう割り切ってよむことにしているしソースも書けるが、それは省略。

書くならば不安な側から警鐘を鳴らす人と両方書くべきだし、そっちを好んで読みたくもないので。ツッコミ疲れる。

2011年3月16日

被災とユーモア、結論の出ぬままにつれづれ

結論が簡単には出ない話だが、賛否両論がそれぞれにまとまっていて良いね

http://agora-web.jp/lite/archives/1279887/comments/

東京にいる人が頑張らざるをえないのは、被災していない子供たちへの娯楽も提供する使命をもつ人々がいるからだと思う。

今日も漫画雑誌は出るだろう(水曜日)
半ば打撃を受けた生活の中で編集し、印刷し、運送した人々によって

しょうじき、月曜日の各誌がコンビニに並んでいてほっと日常というものがあったことを思い出した
阪神淡路のときもそうだったな

私は日頃のテレビのバラエティは嫌いだが、自分の好みに統制されたら人が複数いる意味がなくなることは知っている

2011年3月7日

近頃の FreeBSD box ( 8-stable )

1月24日、デフォルトの perl が ver. up

$ ls /var/db/pkg | grep bsdpan- | sed -e 's/bsdpan-//;s,-[0-9.]*$,,;s/-/::/g;' | uniq > /tmp/now.list
$ sudo pkg_deinstall -f bsdpan-\*
( perl の本体と、数少ない p5-* を update してから )
$ sudo cpanp -i `cat /tmp/now.list`

基本、cpan 系コマンドでたいがいのモジュールを置き換えているから、こんな具合になる。

2月18日に csup したら

/usr/ports/UPDATING をみたら、21日づけで 8.2-RELEASEタグをつけたよとフライング気味に書いてあった。

2月25日夜に ports を csup したら

数が多いので、処理が面倒になって portupgrade -a をかけたら、あちこちに不具合がでて参った。

portupgrade コマンド群のなかに含まれる portversion コマンドは /usr/ports/INDEX-versionNo を参照する。このファイルは、ワンセットな更新が終わってから最後にひとまとめに更新がかかる。こっちを更新の基準情報にしないといけないわけだ。

portupgrade -aでは、それぞれの ports ディレクトリの Makefile を参照してシステムにインストールされたものと比較するらしい。よって、更新がアトミック (= ワンセットな更新をワンセット ) に扱えない。て、ことのようだ。

以降、気をつける。

3月12日。デフォルトの Python が ver.up

$ sudo portupgrade -o lang/python27 lang/python26
$ sudo portupgrade -Of py26-\*

で殆どが済む はずだった

python27 を make するときの dialog で、GNU pthread を使用 を選んだら、ハマる、ハマる。

FreeBSD の精妙に構成された Makefile 群の、評価順序を調べるのがおもしろいとしばらく GNU pthread を使ったまま py26-* を更新できるかチャレンジした。

一応の結論としては、ports の make のときだけ有功になるように、たとえば /usr/local/etc/pkgtools.conf に以下の設定を追加

MAKE_ARGS = { '*/py-*' => [ 'WITH_PTH=true' ] }

/etc/make.conf の中にも 条件分岐が使えて

.if defined(WITH_PTH)
LIB_DEPENDS+=  pth:${PORTSDIR}/devel/pth
_PTH_CPPFLAGS=  "-I${LOCALBASE}/include/pth"
_PTH_LDFLAGS=  "-L${LOCALBASE}/lib/pth"
CONFIGURE_ENV+=  CPPFLAGS="${_PTH_CPPFLAGS} ${CPPFLAGS}"
CONFIGURE_ENV+=  LDFLAGS="${_PTH_LDFLAGS} ${LDFLAGS}"
CFLAGS+= "${_PTH_CPPFLAGS} ${_PTH_LDFLAGS}"
.endif

と追加、とすれば。これが最後に読み込まれて、他のオプションも活かしたうえで有功になるというのが結論。

しかしながら。私の場合だと devel/py-sip なんて、けっこう基本のライブラリで、configure に与えるオプションを決め打ちした行儀の悪い Makefile なのに気づいて断念。

Python はよく知らないが、このファイルは直せるよ。今回だけなら。パッチも出せるよ。

でも、このあと継続して GNU pthread が使えるように py-* をメンテナンスするほどには、python のことをよく知らないもの。

一晩かけて Makefile のお勉強はしたけれど、もしも報告 (send-pr ) するならば lang/python における WITH_PTH は旧い (obsolute) といった内容にするべきかな、と。

……おっと、Mercurial は、hg コマンドの shell bang 行に python26 と書いてあったので 27 に書き換えた。

追記 : 上記の記事を書いた3時間後、こんな処理で洗い出して対処 (portupgrade -fO ) してみた。

$ grep -l python2\.6/site-packages /var/db/pkg/*/+CONTE*

2011年3月4日

30分スクリプト for wassr reader

ちょっとした現実逃避の30分コーディング。

参照はwassr API 仕様書

#!/bin/sh
#  $Id: wassr,v 1.1 2011/03/04 01:27:05 yaemon Exp $
#
for i in 1 2 3 4 5 6 7 8 ; do
 wget   -q --user=UserID --password="PassPhrase"  -O - \
 'http://api.wassr.jp/statuses/friends_timeline.json?page='"$i" | \
 json_xs -f json -t yaml 2> /dev/null
done |  \
egrep -v '~$' | \
egrep -v '^  (id|rid|link|text|user):' | \
grep -v '^    ' | \
egrep -v '^---$' | \
less

#!/bin/sh
#  $Id: wassr,v 1.2 2011/03/04 01:39:12 yaemon Exp $
#
# for i in 1 2 3 4 5 6 7 8 ; do
for i in 1 2 ; do
 wget   -q --user=UserID --password="PassPhrase"  -O - \
 'http://api.wassr.jp/statuses/friends_timeline.json?page='"$i" | \
 json_xs -f json -t yaml 2> /dev/null
done |  \
egrep -v '~$' | \
egrep -v '^  (id|rid|link|text|user):' | \
grep -v '^    ' | \
egrep -v '^---$' | \
perl -MDateTime -e '{while ( my $line =  )
{
if ( $line =~ s/^  epoch: // )
 {
 chomp( $line );
 my $d =  DateTime->from_epoch(epoch => $line); 
 $d->set_time_zone( "Japan") ; 
 print "\n" , $d->hms() , "\n";
}
else
 {
 print $line;
}} }' | \
less

どうせ perl 使うなら、(e)grep 行もすべて perl に任せて、ついでに記事ごとのフォーマットもすべし ?

うん、もちろん。朝の30分の頭の体操としてはここで打ちきるというだけの話。

そして、トイ・スクリプトがテストをしてデータを見ながら、どうやってきちんとしたプログラムになっていくのかという過程を公開してみたい て稚気です。

2011年3月1日

欧州言語と Android OS の2月後半

昨年2月、フランス語が文字化けせずに表示できる小さな機器を持ち歩きたいから、スマートフォンにしたいと希った。

昨年12月、au ショップで クリスマスから販売。予約受付中。おそらく入手は二月半ば という言葉に惹かれて、ふらふらと IS04 を予約。

同じく12月~1月半ば。中古ノートパソコンを、英語、フランス語の古典や辞書の持ち歩きように注文。送料が 3,000円かかる。従兄から余っていた無線LAN (Wi-Fi) カードをもらい、3千円足らずの Wi-Fi ルータを買って設定ができた。

1月末。IS04 到着のお報らせ。しかし、こちらの手続き不備で受け取りが難しい。

2月上旬。mixi アプリで従来の携帯電話専用のゲームにはまっていて、なんとか両立できないかいろいろ考える。

同じく2月上旬。ノートパソコンは重量と、中古故のバッテリのへたりに持ち歩きを断念。

2月15日、ワインバーグ氏 のサイトトップに、彼の著作へのリンクがあって、電子書籍を持ち歩きたいという熱が再燃。一晩、電子書籍の規格や unix パソコンでの扱いについて調べる。

2月16日朝に思う。Wi-Fi で遊べる従来の携帯に予算を落としたら、差額でAlex (Android OS ) かKindle といった、一万円代半ばの、ネットもできる、Skype までできちゃう電子書籍リーダが買えるだろう、と。

2月16日夕方。寝不足あたまで、寄る機会があって au ショップに。勘違いして IS03 の予約、といったものだから 在庫ありますよ と。Wi-Fi の使える従来の携帯は結構お高いから、7~8千円くらいしか違わないとわかり、ふらりと機種変更してしまう。

2月17日、フランス語やスペイン語が表示されることを喜び、Kindle はアンドロイド・アプリとして実装・無料配布もされていることを知る。

2月22日。従来の携帯電話の画面の使い方にはもう戻れないし、そういったコンテンツしか出していないニュースサイトにもはや戻る気にはならないと結論した

同じく2月22日。漫画家さんが語ると聞いて Ustream 中継をみてしまって気づく。私についていえば、タワー PC のほうが業務用の文字環境。マルチメディア環境はあきらかにこちらの携帯、いや PDA だ。

2月26日。夕暮れに歩く正面に見えるのが金星、向きを変えて見えるふたつの星は、夜空ならば簡単に見分けがつくシリウスとピスカだとアプリに教えてもらい、機種変更をして本当に良かったと思った。

2月28日。ヒトの作ったアプリで、アイデアを敷衍して改善したヴァージョンを作りたいものもいくつかある。だがアプリをつくるよりも、まず Android という 環境そのものが一番おもしろそうだと、興味の方向が見えた。

アプリは、ある程度に環境の中身がわかり、かつお仕事で手をつけないといけなくなったらにしよう。私の性向は主なアイデアに沿って改善や実装、リメイクをすることなので、自分が主体でのアプリ開発には向かない。