2010年3月29日

手法と文化

twitter で、占い師として有名なアレクサンドロ原田氏の呟きをみた

alx_hrd: ウエイト版だけやってタロットカードを分かった気になってしまう事がどういうことかと、最近強く感じます。芸事でもクラシックを学んだ人程コンテンポラリーで実力を発揮するように。 #tarotjp #spiritualjp |03:17 AM Mar 29, 2010|

alx_hrd: かといって「ウエイト版は邪道だ」と言うガチガチの偏り過ぎ古典主義もどうかと思います@ #spiritualjp #tarotjp |03:33 AM Mar 29, 2010|

twitter で占いに関する発言はすまい、と思っていなかったら。きっと反応して浅い発言をしていただろう。原田氏は百も承知の内容、そして他の方には偉そうにしか思えない発言を。

占いにしか興味のない相手に、西洋文化全般を学べといっても詮のないこと。入り口として古典の図柄のタロットを勧める。それは正しい。

コンピュータ言語に関しても同様。スクリプト言語も良いけれど、まず C から学ばなきゃ , いや、C やるならアセンブラだろう この手の発言はよく見る。私より10歳ほど若い技術者から、C を学んだことのない技術者は未生以前 というニュアンスの発言を聞いたこともある。

表層ではなく、ハウツーではなく文化を学ばないと、一定の段階から先に進めない。本当に言いたいのはそれだけなのに、人はどうしても自分の辿った道を人に示したくなる。悪くはない。実績はあるのだから。でも、他の道もある。

私も先だって、Linux / Windows で java から学んでいる人に BSD 系 unix という文化を勧めようとしたな。一歩間違えると、押し付けると 老害

そう考えると、東川氏の作品 にあった まさかオランウータンが侵入して殺したなんてことはありませんよね。ミステリとしても三流ですよ 君、本当に探偵小説研究会か ? というギャグは深い。

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