この歯は、四年前に交通事故を起こして歯茎から血が出ていたときに、すでに骨折して死んでいたのだろう。あれ以来ぐらぐらして安定が悪かった。事故で欠落した歯は他にもあり、虫歯で使えない歯はさらに多く。この場所で力を入れものを噛む必要がないから不自由もなかった。きっとそれだけ。そもそも犬歯はものを噛む用途に使わないか。
五月から九月で、虫歯を一通り直した。
九月半ばから左の背中がこわばり、痛く。寝具や日頃の姿勢を疑っていた。
水曜日の夜、歯茎に痛みを感じ、ここから鼻水のようなものが背中に回って無理をしているのかと感じた。子供のころ蓄膿症で苦しんでいたのと似たものだと。
医者が開いている時刻でもないので、蓄膿を排毒する漢方薬を検索し、むかし体質に比較的合っていた中から二軒目の薬局にエキス錠のおいてあった荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ) を購入。
木曜一日収まっていたが、金曜。睡眠三時間で痛みがひどく目覚める。
急患として手続きをし、歯医者に行く。歯医者の前の身だしなみの口内清掃、痛みで周りに歯ブラシも当てられなかった。
膿で腫れているのは、「歯根が折れて複雑骨折のようになっていた」と歯科医師に説明された。中で動いて、歯茎を傷つけていたという意味か。
抗生物質と頓服の鎮痛剤の、どちらも強いものを処方される。売薬の漢方剤も、これがなかったら痛みを強く認識できるほど回復しなかっただろうと飲み続けている。
帰宅したら眠ってしまい何もできないだろうと、下駄履き・寝癖のまま必要な買い物に街を歩いた。
追記 ; 11月2日
レントゲンの結果は 粉砕骨折で、かけらの一つが暴れていて歯茎を傷つけていた
という。
心当たりの 3,4 年前に、あれからすぐに大事にしていたら、骨折がくっつくように治っていた可能性があったか訊いてみた。だめだって、これだけ酷くばらばらになっていたら。
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