2011年11月17日

ぼくのミステリな非日常

自分が管理人でもない mixi のコミュニティで、商売の広告をしてはいけない。許してはいけない。乗ってはいけない ……はずなんだが。前日にタロットのコミュニティで見つけた広告にはふらふらと惹かれてしまった。

耽美系モノトーン画家、江戸川乱歩の諸作品をタロットに見立てて22枚の画を発表

限定18部のみ、デッキの形で頒布。2千円。

会場は新宿ゴールデン街、その名も 幻影城

親子二代に渡ってのミステリと幻想小説フリーク。六歳で少年探偵団を全巻読み終え、七歳から十一歳まで、まだ日本語の書籍の買える場所が少なかったフランスで、父が本棚から貸してくれたのはハトロン紙に包まれた江戸川乱歩全種が一番はじめ。(そのほかエラリー・クイーン, 横溝正史 , アイザックアイモフ がもっとも多く。当時珍しかったブラックウッドもサキも )。

オカルトとしてのタロットカードに出会ったのは十一歳 (1979年) 、最初に本格に学んだのは十二歳~十六歳。そこに並行して中井英夫も竹本健治も読んでいたし、十八歳で親元を離れてからはそちらの小説趣味のほうがメインだったのだから、こらごめん。ファン度が違う。

そんなこんなで。限定十八部の残り五部から #16 を入手してきました。幻影城・城主、明神さんのお酌でお酒飲んできました。

すみません、耽美としての乱歩が題材ならばミーハーにもなります。今日はオカルトを確率や心理学からまじめに考察するタロットの中川じゃありませんでした。

明神さんパイプ喫煙者で、営業中なのにつきあってくれるし。オカルト・幻視方面で夏に を買ってから、知り合い何人かの視覚と同じだと伊藤三巳華、立原透耶、加門七海(←エセイ限定。デビュー当時の伝奇小説は読んでいたのが、まさか……) 諸氏の作品を読み出した、そのあちこちでお世話になっている , ビーケーワン の仕掛け人東さん がカウンタの奥に座っているし。やー。うきうきしてました。

  • 0 : 地獄の道化師
  • 1 : 魔術師
  • 2 : 妖蟲
  • 3 : 黒蜥蜴 (ネタバレ ? )
  • 4 : 恐怖王
  • 5 : 目羅博士
  • 6 : 人でなしの恋
  • 7 : 芋蟲
  • 8 : 心理試験 (マルセイユ採番)
  • 9 : 人間椅子
  • 10 : ペテン師と空気男
  • 11 : 人間豹 (マルセイユ採番)
  • 12 : 十字路
  • 13 : 白髪鬼
  • 14 : 陰獣
  • 15 : 蜘蛛男
  • 16 : 幽霊塔
  • 17 : 暗黒星
  • 18 : 月と手袋
  • 19 : 黄金仮面
  • 20 : 大暗室
  • 21 : パノラマ島奇譚

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