~14日
しばらく関西に滞在して、木曜日に帰ってきた。関西は半年ぶり。
冷房も使える東京よりも、関西の暑さに汗を流すほうが健康な気がするなんてどういうことかと到着した日に思った。なんのことはない。今年は、関西のほうが東京よりも湿気が少なかったようだ。
先に関西に滞在している娘に持っていった漫画が3つ。
めだかボックス
2~3巻
前回に娘と会った日に、彼女が口にした ぬらりひょんの孫
と少年ジャンプ掲載つながりで併せて古本屋を回り、それぞれ一巻しか贈ることができなかった本。
サイコロをまとめて振れば、たとえば全部が6。なにをやっても気持ちの悪い結果を出すのが異能者。(それは、もう巡り合わせというしかない) 異能者は孤独なれば、それぞれの能力は違えど互いのつながりを大事にする
しばらく前に漫画喫茶で単行本を読み返し、この辺りの考えが気に入ったので読ませたいと思っていた。
ラグトニア
無番 , II
このブログで最も検索からのアクセスが多い読書感想を書いたらせつの花
と同じ作家さんの漫画。
古本で無番(一巻) を買ったのがあまりに気に入って、II も更本で購入してしまったわけだ。最終巻 III ももうすぐ出るという。
あんな良い人を死なせてはいけない
薬師アルジャン
1~4巻
有名作品として前から気になっていた。古本で6巻までみつけたので購入してしまったばかり。
部屋が片付いていなくて、4巻までしか渡せなかった。
互いに近くにいてこその気心のしれた深い付き合い、良いね。腹が立つくらい。
15日
下鴨神社を訪れたら、古本市をやっていた。
東京の古本屋を回っては、値段が折り合わなくて見送っていた英英辞典。Oxford の 1995年5版が 300円で投げ売りされていたのを手に入れた。
オカルト系の邦訳資料も一冊、うっかり見つけて買ってしまった。
東京に住んでいるくせに、京都にくるたびに普段より古本を仕入れている。どういうことだ。
~17日
私が学生時代に蒐め読みふけった本より、今回は15~20年前の菊池秀行を中心にいくつも読み返した。
二十代のころの元気をとりもどした。
18日
大阪市内を回って、あれこれ手続き。
堺筋本町を通るときに福島上等カレー
という店を見つける。(阪神と JR の乗り換えができる、大阪市内の福島のことだ。福島県ではない)
用事が終わって、足の向くままに歩いて本町の交差点近くで感じの良いスタンドの店を見つけて入った。中に入ってよく見たら、同じチェーン店。
定価 880円を 600円にしてキャンペーン中の 薬膳カレー
が大当たり。30分かけてゆっくりと食べて元気をとりもどした。東京にもこないかな。
地下鉄西梅田から、JR大阪に出ようとして迷う。足に任せて動くと、二十代の終わり頃の羽振りの良かった頃によく遊んだほうにうっかり移動してしまうという理由で。
うっかり歓楽地に遊んではいけない、と書店に入る。
一軒目でみつけ、買わざるをえないと感じたのが、ちょっとしたアンソロジーQED 鏡家の薬屋探偵
。鏡家サーガは一冊しか読んでいないが、薬屋探偵奇譚と QED はファンだし、著者の中に西澤保彦と竹本健治の名前があってはしかたがない。竹本さんの個人短篇が一冊にまとまるのを待っていたら、いつ読めるか分からん。
そこで思いついて、気になっていた漫画の新刊、傀儡師リン11巻
を探しに二軒目の書店へ。
二軒目の入り口すぐに並んでいて買ってしまったのが、まず文藝別冊/萩尾望都
さらに 最強の天使ニシテ最愛の悪魔
という新刊 1~4なんか見つけてしまった。タイミングが悪い。まさに兵庫に住んでいた頃に途中まで読んでいた、同シリーズの ジャンク・ジャングル
の全巻を古本で買ったところで、懐かしかったのね。兵庫でシリーズの第一部の はらったま、きよったま
は読み返さなかったが。
上記、すべて東京に帰る車中で読了。
QED 鏡家の薬屋探偵
: 竹本さん以外は、キャラクタを借りて自分の持ち味で好き勝手書いている。西澤さんが…。ストーカとダイエット
という西澤さんの持ちネタをこんな的確・簡潔に、アトリビュートで書いちゃってよいの ? という逸品。
最強の…
: シリーズキャラクタ勢ぞろいは私のようなオールド・ファンにはうれしいけれど。べたべたの愛情少女マンガなのに、これだけシリーズキャラクタだらけでは娘に渡せない。
傀儡師リン
: この巻の舞台になった学園について、河合隼雄的な分析をしてみたいような、したくないような。
19日
用事で九段下。九段下の書店で、薬師アルジャン
の 11巻をみつけて、7巻から買おうと神保町に向かう。
11巻、昨年末で完結していたのね。最後の風呂敷の締め方はだいたい予想がついたが、それでもハラハラした。まとめて買うタイミングで出会ってよかった。
漫画の新刊の専門店に行っただけに、いくら古本をみても 3巻までしか見当たらなかった サタニスター
の最終5巻もみつけて購入してしまった。
古本ではどこに行っても見当たらないものだから、この著者のことだし完結しないまま打ちきりになった印象になっていた。mixi のコミュで、連載の終了時に讃辞を多数みた覚えもあるのにね。
総括
ブックオフなどの新古書店のせいで売上が減っている以上に、新刊の売上は上がっていると思う。少なくとも私の財布はえらい目にあっている。
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